ビジネス・アイデアのつくり方

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サービス・システム(価値創造システム)のデザイン化 

イノベーションを興す最初の行動は、多くの「コト」から、価値あるサービス・システムを発見することです。そのためには、サービス・システムデータから、何が「価値あるコト」なのか気づくことが最初の一歩です。

ひらめきをシステム化します。
サービス・データを有効に活用すること
で、次の価値創造に結びつけます。ビジネス・アイデアの作り方は、他のサービス・システムからヒントを得て、新しいサービス・システムを創る仕組みをデザイン化します。
経験を積み重ねることで、また、新しいサービス「コト」が生まれます。コトをシステム化すると新しい「過程」が生まれます。

※一連の「サービスの過程」をデータ化し、分析し、システム化するとわかりやすくなります。現在では、サービスのデータ化が可能となります。
この部分まではデジタル化が可能です。データ化するには大量のデータが必
要となります。

価値について
具体的に、通常行われているサービス・システムの過程、「・・・しているコト」を分析してみましょう。
最初に「サービス・システムの過程の分析」が重要となります。
次に、その品質が良いか悪いか、価値があるかどうかを見定めてみましょう。
お客様が、製品や商品をいくらで購入していただけるか、ということです。
いくらで購入していただけるかで、そのサービスの価値が決まります。サービスは過程と共に、その結果が大切です。結果が出て,お客様は納得します。


「価値ある製品」とは、モノでは品質が良いことです。サービス商品でも品質が良いことです。サービスの品質とは、サービスを行っている「過程とその結果」を意味します。

具体的には、すべてのモノやコトの効果・効率に気づき論理的に解析します。
1.最初に価値あるサービス・データを取り出し、解析する
2.解析されたサービス・データの価値を抽出する
3価値ある.サービス・データの組み合わせを行う
4.データの組み合わせを効果・効率も考え、システム化してみる

※大切なのはお客様にとって、価値があるかどうかです。
 ストーリー全体の文脈からも「価値」を読み取って見ましょう。
「どの様に価値ができているか」そのシステムに気づいてみましょう。

文章を分析するには、デジタル化では自然言語処理という方法があります。
「過去」の大量の文章をデータ化、分析、選択して答えを出す方法です。
現在では生成AIが話題になっていますが、入っているデータやデータ量、内容によって出てくる答えが変わってきます。
過去の文章の組み合わせなので、「おや?・・・」と思われわ方もいると思われます。そのまま使われるのは考えにくいです。
創造という行為自体は、今までない「新しいコト」なので、創造とは言い難いと思われます。

ビジネス・アイデアのエッセンスでは、サービスの具体例としてサービス・サンプル・システムのデータからヒントを得る方法です。独自の創造が目的です。
AIではできない「人間の創造力の源、気づき」を重視します。その「気づきのシステム化」です。
創造力は人間の気づきから生まれます。最終的な決定は人間自体になります。
AIが得意なところはAIに任せる。その他、人間だけしかできないところは人間が行う。AIと人間の住み分けです。

最初にサービス・イノベーションの知識を活用し、独自のビジネス・アイデアのヒントを創ります。ヒントから多くの新しいサービス・システムをデザインします。


アイデアのヒントは、真剣に物事を考え続けた後、ふっと気を抜くときに「ひらめく」ことがあります。
アイデアのヒント、ひらめきを引き出すには、経験や知識(データ)を頭の中に入れて、「気づいてみる」ということから、より多くのひらめが生まれます。

ひらめきの基準は「顧客価値」があるかどうかです。
自分が行っていることに、何かの価値があるかどうかを見つけてみましょう
今までのデータを結び付けると言うアイデアの連合てす。その基本のデータが、頭の中に多く蓄積されていると、多くのヒントが浮かんできます。ここでは、アイデアの源、サービス・システムのビックデータを活用します。

ノーベル賞受賞者もその道のプロです。
多くの専門のデータを持っています。そして、何かのきっかけで、ヒントが浮かぶといわれています。ビックデータを使って、ヒントをつくりビジネス・アイデアをデザインします。

実際に創ってみましょう。その結果が感動の経験につながります。  
1.新しいサービス・システムをデザイン化するための
資料として、
多くのサービス・システムデータを使います。

サービス・システムデータとはビジネス・アイデアのエッセンスが多数
詰まった
データです。
エッセンスとは物事の重要な部分、物事の本質という意味があり、サー
ビス・システムをつくる重要な部分です。
※ビジネスアイデアのエッセンスのサイトには、データは掲載されていません。

一つの例として、作り方の方法を説明します。
サービス・システムには、横軸に以下の内容とAFまでの記合が付いて
います。

「業種」・・・A 企業・組織の業種
「サービスの範囲」・・・B 例として組織名
「サービス対象」・・・C 対象としている顧客
「サービス・デバイス」・・・D サービス・システムを構築している
 道具

「サービス商品システム(サービス生産)内容」・・・E 現在、使われ
 ているシステム技術・技能・サービス内容

「新しいサービス・システム」・・・F 組み合わせの結果、得られた
 サービス・システム内容
 

 縦軸には連番の番号が付いています。
 
 SBCサービス・システムの構築の構造
 業 種  サービスの範囲  サービス対象  サービス・デバイス サービス商品システム(サービス生産)内容  新しいサービス・システム内容
   A  B  C  D  E  F
 1
           
 2
           
 3
           

.どのようにサービス・システムを創るか、具体的に説明します
①各項目・セルを組合わせてみる。
いらないものを省いてみる。たて、横、斜めでも結構です。
行や列の四則計算をしても結構です。

例としては、産業の価値創造です。
1次産業×2次産業×3次産業=6次産業となる産業の価値創造です。

②複数のサービス要素を組み合わせてみる。
サービス内容だけではなく業種・範囲・顧客対象・サービス・システム
・デ
バイス・サービス人材を組合わせてみる。
どのように組み合わせてもかまいません。

SBCデータの中でも、エクセルの「サービス・システム」という
基本項目はビジネス・アイデアの核をつくる部分です。「サービス・
システム」の中にアイデアの本質が潜んでいます。

※また、デバイス・サービス人材を他の道具と組み合わせてみる
反対側から見てみると、多くのサービス内容が浮かんでくることも
あります。いろいろな森羅万象に気づいてみましょう。

ここまでが、論理的な考え方のアイデアづくりです。
アイデアづくりの基本となります。

基本を何回も繰り返し、見直しをする。何回も作り直してみること
が大切です。「思考錯誤」をしてみましょう。
この考え方が発想の
訓練になります。

③次に基本を活かせるように、今まで、ご自身の培われた専門知識
と経験を加えて考えてみます。「自分だったら、この場合は、こう
考える」等でも結構です。しかし、あまりにも偏った考え方は禁物
です。

複眼的に、効果効率を考えて物事を見てみましょう。
同時に、周り
の顧客と経済環境を考慮に入れます。創ったアイデアが現在の顧客
や経済環境に合っているかどうかです。
いくら良いアイデアでもその時代の顧客、環境に合ってしていなけ
れば顧客は見向きもしません。そのタイミングも大切です。
環境に順応する、感じ方の「素直さ」も大切です。

④更に、ここが肝心なのですが、誰でもが、兼ね備えた「人間力」
人間が持っている良い資質のことを言います。
例としては創造力・洞察力・傾聴力・柔軟性・コミュニケーション
能力・感受性等、自分で蓄積して持っている力を使ってみましょう。
自分の持っている能力を使い「気づく」ことに集中しましょう。
アイデアづくりの神髄が
そこにあります。

同じ枠から作ったアイデアでも、感じ方次第で違うアイデアになり
ます。人それぞれの経験や知識、専門性が違うので、絶対に同じア
イデアになるとは思われません。そのアイデアを少しづつ、積み上
げて完成させることが大切です。

3.どのように使うか
基本のSBCサービス・データは、いろいろな使い方があります。

例として次の方法を考えてみましょう。
こんな方法もあったのかと比較して使ってみる。
SBCサービス・データを見て、今まで思いつかなかったことを改善
して使っ
てみる。
SBCサービス・データの要素を組み合わせてアイデアをつくる。
SBCサービス・データの枠組みを行い新しいアイデアを生み出して
みましょ
う。

③思考トレーニングを行う際の資料として活用してみる


頭の中に資料を入れておくと、こんな問題解決の時には、このよう
なことがあったと気づかされます。

4具体的な商品化
サービス・システムができれば、すぐに商品化ができるとは限りま
せん。
サービスは目に見えないので、具体的にサービスのシステム
化を行い商品化するまでの戦略を立てて、試してみましょう。

また、その前に、多くのアイデアの善し悪しの選択をしましょう。

次に、下記のような問題を解決しましょう。
①コストの問題(アイデアを実施する際のコストは)

②システムの問題(会社内にアイデアづくりのシステムがある等)

③顧客ニーズの問題(顧客が本当にそのアイデアを望んでいるか)

技術・人材の能力問題(そのアイデアを実施できる技能・技術があ
るか)

④会社の経営者の問題(トップが進んで行うとしているか、社員が
理解し
ているか)
経済環境の問題(現在の経済環境がそのアイデアを行うのに適して
いる
)

以上をクリアし、PDCAを回しながら、商品化・システム化をして
行きます。

※お客様の価値観に基づく(ニーズ)、実践的な商品づくりが目標
です。
お客様が実際に使って、初めて、価値があったか、どうかで
商品の価値
が決まります。
ただの思い付きだけでは、商品化できません。具体的な価値ある
サービス・システムをデザイン化しましょう。